おくだけセンサー

データ収集したいところ、監視したい生産設備に
センサーをおくだけ
たった7分で『IoT化』を実現できる“簡単スターターセット”

特徴

  • 製品到着後にセンサーを設置、電源オンするだけで、すぐに環境データの見える化を実現します。
  • 製造現場、物流倉庫、冷蔵庫・冷凍庫、ビニールハウス、トラックなどのデータを取得したい場所に「おくだけ」です。
  • 通常時と異常時の温度や振動の変化をPCやスマホから確認することで、設備に異常が発生していないか監視できます。
  • 閾値を設定すれば、閾値を超えたタイミングで管理者へのアラートメール通知も可能です。
  • 生産設備用の「予知保全モデル」と、主に食品工場向けの「温度・湿度モデル」のラインアップがあります。

セットの概要

セットの構成

例:おくだけセンサー温度・湿度モデル 『おくだけセンサーⅡ EX1スターターセット』

おくだけスターターセット

おくだけ追加子機

おくだけセンサー中継機

次年以降年額費用 

おくだけセンサーのラインアップ

おくだけセンサー(標準機)『予知保全モデル』

生産設備の点検・部品交換の予兆を振動計測で監視
*「おくだけセンサー(標準機)」と「おくだけセンサーII EX1」は、混在の設置はできません。
予知保全とは?

連続的に生産設備の状態を計測・監視し、設備の劣化状態を把握または予知して部品を交換・修理する保全方法です。

⇒ 過剰な定期点検と部品交換を減らし、事後保全のリスクを回避します。

おくだけセンサーII EX1『温度・湿度モデル』

HACCAP導入後の温度の点検/管理のペーパーレス化
*「おくだけセンサー(標準機)」と「おくだけセンサーII EX1」は、混在の設置はできません。
HACCPとは?

2021年6月より改食品衛生法によって食品を扱う全業者に対してHACCPによる衛生管理が義務化されました。食品衛生管理手順を「見える化」し「管理」「記録」する手法です。

⇒ 見回り点検・紙の記入不要、紙の保管不要、データ検索が容易に。

製品スペック

おくだけセンサー(親機)

型番   SC-RNSX7002
アクセス方式   LTE(4G)
電源    DC5~48V(±5%)ACアダプター付属
環境条件    動作温度:-20℃~60℃
 動作湿度:0~85%(結露なきこと)
通信距離(~親機間)   サブギガ(920MHz)帯(見通し2km以上)
耐ノイズ性(AC/DCラインノイズ)   ±1000V パルス幅 100ns/1000ns
ノイズシミュレータによる
耐静電気性   直接放電:±10KV
 気中放電:±10KV
法規制など     電波法  技適認証済みモジュールを搭載
 EMC  VCCI class-A
 有害物質規制  RoHS2準拠
 振動試験  JIS D1601-1995
自動車部品振動試験規格 3種-A種

おくだけセンサー(標準機)

 内蔵センサー(5Ch)
  1. 温度:-10~60℃ [±0.4℃]
  2. 湿度(いずれも30℃の時)
    0~80%RH [±3%]
    80~100%RH [±4.5%(最大)]
  3. 照度:0.01~83,000lx
  4. 加速度(3軸):±16G, 0.5Hz~3.2kHz
  5. 磁気感度:3.0mT
 使用電源・電圧  IP65相当
通信間隔  10 ~ 3,600 sec(60分)1sec単位で可変可 (標準設定90秒)
動作時間   約1年間(標準設定・電池駆動の場合)
 通信距離(~親機間)  サブギガ(920MHz)帯:500m以上
 防水・防塵性能   IP65相当

4.加速度センサーは振動検知モードに変更可能

おくだけセンサー(子機 )

 外付センサー    計測温度・確度  温度:-40~60℃
 確度±0.7℃(全温度範囲)
 確度±0.5℃(-20~60℃)
 プローブ長  2m
 接続コネクター  防水型ワンタッチコネクタ
 筐体内部センサー  温湿度センサー
 計測範囲・確度
  • 温度:-10~60℃ 確度:±0.4℃
  • 湿度:0~80℃ 確度:±3%
    80~100℃ 確度:±4.5%(最大)
 使用電源・電圧   CR123A リチウム電池
 USB給電対応も可能です
 定期計測間隔   定期計測間隔
 動作時間   約3年間(標準設定・電池駆動の場合)
 通信距離(~親機間)   サブギガ(920MHz)帯:500m以上
 Bluetooth(2.4GHz)帯:5m程度

おくだけセンサー(中継器) 

親機と子機の距離が離れていたり、親機と子機の間に障害物があるなど、中継機を設置することで通信可能なエリアを拡大することが可能となります。

※USB給電が必要です。
※中継機には最大8台の子機を接続することが可能です。
※親機には最大4台の中継機を接続することが可能で、中継機、子機を含めて全体で最大32台まで接続することが可能です。

活用事例

真空ポンプの予知保全(半導体メーカー)

ロータリーポンプ:エッチング(RIE)装置用

  • 閾値を超えた異常振動を検知  →頻度が上昇した際にメンテナンス時期と判断
  • 本番稼働時間の算出  →アイドリング状態とエッチング処理の振動差を利用
  • 問題発生時の振り返り  →機器の振動状態の確認により作業手順の確認

クリーンルームの温度・湿度管理(半導体メーカー)
検査室の照度管理(半導体メーカー)

クリーンルーム

  • クリーンルームの温湿度管理  →常に23-25℃に保つ必要があり閾値を設定して厳密に管理をしている。
  • 検査時の照度管理  →検査時の室内の照度も品質管理において重要であり一定の照度を保持できるようセンサーを活用

FAQ

セットの構成を教えてください。
 最小構成のスターターセットには親機1台と子機3台(温湿度モデルは1台)、年間のクラウド利用料が含まれています。子機は1台単位で追加購入できます。
測定できる温度範囲はどの位ですか?
-40℃~60℃(温湿度モデル)、-10℃~60℃(予知保全モデル)です。
利用端末は限定されますか?
PC、タブレット、スマホで利用可能です。
親機と子機の距離はどの位まで離れても大丈夫ですか?
設置環境次第ですが、特に障害物がなければ500m以上まで通信が可能です。通信状態が不安定な場合は、中継機を置くことで解決できます。
停電などで一時的にデータがとれなくなったりしませんか?
センサーは電池駆動のため停電の影響を受けません。温室度モデル限定ですが、一時的にデータを貯めておいて、復帰時に親機にデータをあげるロガー機能がついています。
親機1台で子機何台まで利用可能ですか?
予知保全モデルは最大16個まで、温度・湿度モデルは最大32個までを1台の親機でカバーします。
予知保全モデルでは、主に何をセンシングするのですか?
内蔵している5つのセンサー(温度、湿度、照度、加速度、磁気)内の、加速度センサーを使って設備の振動を可視化するケースが多いです。
予知保全モデルを振動する対象物に設置する場合は、どのように固定するのでしょうか?
平らな面の固定はマグネットシートやビス止めを行います。 曲面にはセンサー筐体にバンド穴があるので、バンドまたはピンを使って固定することが可能です。

(バンドの参考)タカチケースのバンド

・マウントブラケット WPMB-M3
・ポール固定用ベルト PKBシリーズ
が必要になります。

下記URLの、「WPシリーズPDFカタログ」内にあります。
https://www.takachi-el.co.jp/products/WP

通信方式は無線ですか?
無線通信=サブギガ 920MHz帯です。
クリーンルーム仕様ですか?
防水・防塵性能で、クリーンルーム以外の環境でも利用可能です
導入にあたって専門知識やSEが必要だったりしますか?
測定したい場所に親機と子機(センサー)をおくだけで利用可能のため、専門知識は不要です。
発生するコスト(導入時、月額使用料)のイメージを教えてください。
導入時は、親機+子機(センサー)の設置台数分+初年度のクラウド使用料で、2年目以降は年間のクラウド使用料のみが発生します。
※親機、子機を追加した場合はその分の費用が加算されます。