現場作業のデジタル化ソリューション Meister AR Suite

作業マニュアルなどのデジタルコンテンツをパソコンで簡単に作成でき、スマートデバイスでAR表示が可能なサブスクリプション型ソフトウェア。 現場の作業ミスの防止、作業履歴のデジタル化等に貢献し、熟練作業員の技術継承や現場作業員の業務効率化を可能にします。

特長

  • ARコンテンツを簡単に作成 ・・・スライド作成感覚でテキストや画像、動画、音声などを自由に設置でき、特別なマーカーが不要

  • ハードウェアの初期投資が不要 ・・・専用のシステム構築が不要で、パソコンとスマートフォン・タブレットを用意するだけですぐに利用可能

  • オフラインで利用可能 ・・・ネットワーク環境がない作業現場でも常時利用が可能

  • 月額サブスクリプションサービス ・・・定額利用でサービス範囲内であれば制限なくコンテンツの作成が可能

本サービスの全体像

製品構成

ARコンテンツを作成する「ストーリーデザイナー」と、その作成したコンテンツをタブレット端末(iPad)で表示させる「ストーリービューア」による構成です。

(アンドロイド等、他のタブレット端末には現在対応していません。)

① ストーリーデザイナー

スライド資料を作る感覚で、テキストや画像、動画、音声などを自由に画面上に配置することができ、作業対象設備の映像上に作業手順などを表示したARコンテンツを簡単に作成することができます。

② ストーリービューア

現実のモノや空間上に作業を支援する情報を重ねて表現することで、作業手順をわかりやすくガイドします。

利用例

ものづくり現場や、運用・保守で利用するドキュメント作成や教育資料など作り方次第でさまざまなシーンで活用できます。例えば、以下のようなケースにおいて利用が期待できます。

工場設備の保守業務

定期的に発生する点検業務は、チェックする箇所も多く、作業要領書は文字ばかりで、初めての人には分かりにくい…

訓練/教育トレーニング

全国各地にいる教育対象者は、人数も多く、教育のために集まるのにも費用が掛かり、教育コンテンツを作るのも大変…

他拠点への作業依頼

言語の違いによるコミュニケーションロスや伝達ミスが発生。現地への訪問には費用もかかる… 

自社製品のマニュアル

文章と絵だけのマニュアルでは、ユーザに伝わりにくい… また、文章と絵だけでマニュアルを作るのも難しい…

導入事例と効果

地質調査試験での導入事例:熟練者の技術をデジタル化

導入ステップ

「Meister AR Suite™」導入プロセス

動作推奨環境

ストーリーデザイナー

OS  Windows10 Pro 64bit
メモリ   8GB以上
GPU  Intel® HD Graphics 620 以上
CPU  Intel® Core™ i5-6300U CPU @2.4GHz(4CPUs)以上
ディスプレイ  FWXGA (1366x768)以上

ストーリービューア

OS   iOS 14.8 / iPad OS 14.8
メモリ   2GB以上
機種  iPad および iPhone

※ 解像度が異なる機種については表示が拡縮されます。
※ SDで設定したコンテンツサイズと異なるアスペクト比の機種で再生した場合、再生はできますが、画面固定オブジェクト(画像や動画など)は意図した配置に表示されない場合があります。(ARオブジェクトには影響はありません。)
※ アスペクト比が4:3/16:9ではない機種については、画面左右に「SD上でオブジェクトを配置できない領域」が生じます。

  • 上記は個別の機種について、Meister AR Suiteの各アプリケーションの動作を保証するものではありません。
  • 上記以外の機種でもスペックが同程度の機種であれば動作すると考えられますが、保証は致しかねます。
  • 動作の確認されていない機種およびOSバージョンでのご導入を希望される場合はご相談ください。

FAQ

マニュアル以外のドキュメントを作る事はできますか?
Meister AR Suiteは「(ARを含む)デジタルコンテンツの作成ツール」です。 コンテンツの作り方によって、 色々な用途のコンテンツを作成する事ができる と考えております。 (商品としては「○○を作るための物」という定義はしておりません。)
コンテンツの作り方や発想次第で、マニュアル以外にも教育資料や動線案内(ナビゲーション)、営業コンテンツ、販促コンテンツなども作成いただけるかと思います。 どのようなコンテンツを作り、そのコンテンツにどんな価値を持たせるかは、お客様の自由となっております。
コンテンツを作るのは難しいですか?
ご参考までですが、体験セミナーに参加された方は一時間ほどの操作説明でコンテンツを自分で作れるようになりますので、Meister AR Suiteの操作については、 比較的短時間で習得が可能 かと思います。
ただし、「各種作業でどの表現方法を使うと分かりやすいか(ARや動画がどんな部分で有効か)」や「シーンの分け方」、「どんな部分がARマーカーに適しているか」といったマニュアル作成のノウハウの蓄積に掛かる時間はお客様によって大きな差があると思います。
コンテンツを作るのに、どのくらいの時間が掛かりますか?
コンテンツ内容(シーン数や各シーンの作り込み具合)によって変わります ので、一概には申し上げられません。 ただし、コンテンツの内容(シーンの構成や順番等)を考えたり、各作業内容に適した表現方法を選択したり、といった製作過程は従来のマニュアル作成と同様に発生しますので、そこにはそれなりの時間が掛かるとお考えいただいた方がよろしいかと思います。
基本料の他に費用は掛かりますか?
Meister AR Suiteはお客様で簡単にインストール(環境構築)できるソフトウェアとなっておりますし、基本料の中にユーザーサポート権やバージョンアップ権も含まれているため、 導入費や保守費といった費用が別途掛かることはございません。
利用台数を増やすなど、オプションをご契約いただく場合は追加費用が発生します。 (カスタマイズやコンテンツ管理環境の構築、他のソリューションとの連携等をSIで行う場合は利用料とは別にご提案・お見積りとなります。)
試用(体験版)はできますか?
有償ではございますが、試用のために月単位で契約可能な 「検証用月額プラン」 をご用意しております。
この製品に使われているのは東芝の技術ですか?
はい。東芝グループの技術であり、東芝デジタルソリューションズ株式会社の製品です。
(Meister AR Suiteは、東芝インフォメーションシステムズ株式会社が保有する 「ARコンテンツ作成に関する特許」を使用 しております。)
アプリのインストールなどの環境構築は自社でできますか?
インストール作業自体はとても簡単です ので、お客様側で行っていただくことが可能です。 また、スタートガイドもご用意しておりますので、どなたでも簡単にできるかと思います。
海外で使えますか?(多言語対応はしていますか?)
利用可能です
コンテンツ内で使用する言語は自由ですので、どんな言語でもお使いいただけます。 ソフトウェアの操作インターフェースにつきましては、ストーリーデザイナーは英語・日本語・中国語に対応しております。
ストーリービューアはAndroidやWindowsに対応していますか? これから対応する予定はありますか?
現時点(2023年4月)では、ストーリービューアはiOSアプリのみ公開しております。 Android版・Windows版については、早いうちに公開できるよう開発を進めております。
スマートグラスは使えますか?
現時点(2023年4月)では、ストーリービューアはiOSのみの対応となっておりますので、スマートグラスには対応しておりません。
ストーリービューアのAndroid版・Windows版開発と併せて、検討を進めております。

  • Meister AR Suite™は、東芝デジタルソリューションズ株式会社が提供するサービスです。
  • Meister AR Suite™は、東芝デジタルソリューションズ株式会社の⽇本またはその他の国における登録商標または商標です。