プログラムディープフリーザ VIA Freeze™

プログラムディープフリーザ VIA Freeze

細胞生産プロセスにおいて、凍結保存は非常に重要なフェーズです。
細胞に適した冷却速度を追求するため、"VIA Freeze™"は再現性の高い細胞凍結プロセス制御を実行し、細胞の生存能力に対するダメージリスクを軽減します。 液体窒素を使用しないので、場所を選ばずクリーンルーム内での使用にも適しています。

プログラムディープフリーザ VIA Freeze™の特徴

クリーンルームでの使用に最適

凹凸が少なくほこりが溜まりにくい形状です。 液体窒素を使用せず、空気を汚さない静穏タイプです。

GMP対応

再現性の高い凍結制御を実現
据付時適格性評価(IQ)および 運転時適格性評価(OQ)を実施

液体窒素を使用しない

必要なのは100Vの電源のみ。面倒な液体窒素の補充を必要としません。

高い均一性制御

最適な温度効率を提供できるように考えられたデザインです。

プログラム可能、使いやすい直観的ユーザーインターフェース

  • タッチスクリーン制御
  • プロトコル編集
  • リアルタイムモニタリング
  • イベントロギング
  • PDF/CSVデータ転送
  • 21CFR part 11対応

冷凍チャンバー

冷凍チャンバー内は最適な温度環境を提供するのと同時に、サンプルプレート(SBSプレート)が脱着しやすい構造になっています。

冷蔵チャンバー

SBSプレート

様々な凍結保存容器(クライオチューブ、バッグ、ストロー等)に合わせたSBSプレートをご用意しています。磁力を使ったSNSプレートは脱着しやすく、滅菌も可能です。

SBSプレート

パフォーマンス

コールドチェーンで最も重要な凍結フェーズでは、高い再現性が求められます。VIA Freeze™は厳密な冷却制御により、高いパフォーマンスを発揮します。

パフォーマンス

SBSプレート上での多点温度測定

アプリケーション例:CAR-T細胞療法における凍結融解プロセスにご利用いただけます。

よくある質問 FAQs

どのようにしてVIA Freeze™は稼働しているのでしょうか?
VIA Freeze™はスターリング冷却方式を採用しサンプルを冷却しています。このスターリング冷却は フリーピストンの冷却方式で、これは完全に密閉された熱伝導システムになります。可動部分はピストンとディスプレーサーの たったの2か所だけで作動流体としてヘリウムを使用しています。ピストンは周期的な磁気により動き、冷却効果をもたらします。磁気駆動は完全密封に必要なシーリングやガスケット、Oリングといったパーツを必要としません。これにより非常に静かで、信頼性の高い冷却が行えます。この冷却技術は長期間の宇宙滞在ミッションでも有効活用されています。
使用できる容器に制限はありますか?
多くのメーカーのバッグ、バイアル、ストローに対応しています。カスタマイズでSBSプレートを作成することも可能です。お問い合わせ下さい。
VIA Freeze™は手動式核生成をサポートしますか?
可能です。ただしどのシステムを使用するかにもよります。お問い合わせ下さい。
VIA Freeze™はオーバーナイトで稼働させることは可能ですか?
オーバーナイトで稼働させることは可能です。つまり夜に稼働し始めて次の日の朝に回収することが出来ます。
前の凍結プロセスが終了後、次のプロセスはどのくらい早く開始できますか?
VIA Freeze™が自動的に大気状態に戻るまでに1時間程度かかります。オプションでこの時間を短縮することも可能です。
バッグとバイアルを同時に凍結することは可能でしょうか?各プレートに対して異なる冷却プログラムを実行できますか。
システムによりますが、バッグとバイアルを同時に凍結することは可能です。しかしながら、1システム内では1つの冷却プログラムしか実行できません。
最大の冷却速度は?
室温18℃の環境では-1℃/分で-70℃まで下がります。最低温度は-100℃です。
温度制御において液体窒素との違いは何でしょうか?
特許を取得したソフトウェアによるPIDアルゴリズムを使用して温度制御を行っております。これにより液体窒素方式よりもバイアル毎、バッチ毎により適した制御が可能になります。
消耗品や定期メンテナンスについて教えてください。
年1回のキャリブレーションサービスをお勧めします。使用状況によっては冷却パッドを交換する必要があるかもしれません。
大容量バッチの凍結は可能でしょうか?
マスタースレーブ方式での対応が可能です。
VIA Freeze はスタンドアローンの装置でしょうか、それともPC等による制御が必要なのでしょうか?
VIA Freeze はOSとしてLinux を採用した完全に自立したシステムです。PCは必要ありません。VIA Freeze は特注ソフトウェアで制御され、タッチスクリーン方式で非常に使いやすい装置です。他のPCやタブレット、スマートフォンからでも遠隔操作やモニタリングが可能です。

プログラムディープフリーザ VIA Freeze™ シリーズ (収容量別)

画像:プログラムディープフリーザ VIA Freezeシリーズ (収容量別)
  VIA Freeze VIA Freeze Duo(デュオ) VIA Freeze Quad(クワッド)
トレー数(SBS規格対応) 1 2 4
動作検証レポート オプション
カスタムプログラムの最大保存数 30 30 30
寸法(突起部含まず) W29.3 x D35.9 x H44.9㎝ W44.6 x D38.3 x H61.0㎝ W63.8 x D38.3 x H61.0㎝
重量 14kg 40kg 64kg
電力 100-240V AC  最大200W 100-240V AC  最大350W 100-240V AC  最大650W
最低温度 -100℃ -100℃ -100℃
サンプル収容量目安 SBS規格
バイアルアダプタープレート×1
SBS規格
バイアルアダプタープレート×2
又は250mlバッグ相当分×1
SBS規格
バイアルアダプタープレート×4
又は250mlバッグ相当分×2
又は750mlバック相当分×1

関連製品、サービス

凍結細胞サンプルを自動且つ最適なプロセスで融解できるシステム

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キーワード分類1 細胞
キーワード分類2 保存
キーワード分類3
製品カテゴリ1 装置
製品カテゴリ2 細胞保存
分野 創薬|癌|再生医療|臓器シミュレータ
サムネイル画像 プログラムディープフリーザ VIA Freeze™
説明文 液体窒素を使用しないプログラムディープフリーザです。
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