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RNA採取キット Oragene®・RNA


Oragene® is a trademark of DNA Genotek Inc, Canada

写真:DNA採取キット Oragene(オラジーン)

発現解析用RNA採取キットOragene・RNA は唾液中含まれる細胞由来のRNAを採取・保存するキットです。一般的には血液や生体組織検査、手術による摘出組織などが主なヒトRNAサンプル源ですが、これら従来の採取方法は容易ではなく、採取、保存、輸送など様々な段階において課題を抱えています。
それに代わり、Oragene・RNAは唾液中に含まれる細胞をサンプル源としています。本キットは容易に利用でき、ドナーにやさしい採取方法であり、かつ保存、輸送にも適しています。
Oragene・RNA容器にドナーが2ml の唾液を入れ付属のキャップを閉めると、RNAが細胞より抽出され、室温で保存することができます。ドナーにやさしいサンプル採取方法、技術は注目を集めており、ドナーによる研究への協力を得やすくし、RNA 採取プロセスのコスト削減にも貢献いたします。

*本キットは研究用試薬です。

 


 

アプリケーション例

  • mRNA発現プロファイリング
  • miRNA(マイクロRNA)研究
  • 疾病の発現サイン研究
  • リアルタイムPCRに対応しています。

**RNA源は白血球細胞と口腔内上皮細胞です**
**唾液サンプルで目的遺伝子が解析可能か一度商品サンプルで確認することをお勧めしています**

RNA採取キット Oragene®・RNAの特徴

  • 唾液2mlより高品質トータルRNA採取可能です。(A260/A280 >1.8)
  • 最長60日間室温で精製前のRNA保存が可能です。
  • キット化されているので検体の自己採取・輸送も容易です。
  • 遠方の検体採取にもお勧めです!
  • 検体提供者の協力も得られやすくなり、コスト削減にもつながります!

RNA採取方法の比較

血液採取 Oragene RNA A社 B社
室温でのRNA安定性 3日間 60日間 14日間 30日間
サンプルの自己採取 ×
サンプル輸送が容易 ×
低感染リスク ×
トータルRNA量 ※>600 RT-PCR/ml血液 ※>320 RT-PCR/ml唾液 様々 -
A260/A280 1.8-2.2 >1.8 - -
準備所要時間 90分 50分 - -
RT・リアルタイムPCR

*Invitrogen M-MLV逆転写酵素プロトコルに従い5ng RNAをcDNA反応に利用したと仮定し、2ul cDNAを一回のRT-PCRに使用した場合
#Invitrogen M-MLV逆転写酵素プロトコルに従い抽出物6ulをcDNA反応に利用したと仮定し、2ul cDNAを一回のRT-PCRに使用した場合

RNAとはリボ核酸の事で、DNAの中にある設計図を基にしてタンパク質生成の為の設計図を作る役割を担っています。
Oragene・RNAは室温でのRNA安定性を60日間保つ事ができます。
キット化されているため検体の自己採取が容易にできて室温による長期保存が可能の為、RNA研究にお勧めです。
Oragene・RNAは体を傷つけない容易で安全な採取方法と室温による長期保存が特徴のRNA採取キットです。

 

RNA採取方法

  1. 遺伝子解析用RNA採取キットOragene・RNA(オラジーン)でのRNA採取方法01
    2mlの唾液を容器の中へ
  2. 遺伝子解析用RNA採取キットOragene・RNA(オラジーン)でのRNA採取方法02
    付属のキャップを閉めると、保存溶液と唾液が混ざります。
  3. 遺伝子解析用RNA採取キットOragene・RNA(オラジーン)でのRNA採取方法03
    RNAは安定状態にあり、そのまま60日間室温で保存することができます。

市販精製溶液を使用し精製します。

RNA採取キット Oragene®・RNAの室温保存実験

Oragene・RNA を使用し採取した唾液RNA サンプルを8 週間まで室温保存したときのRNA の質、量、安定性について示します。

実験材料及び方法

唾液サンプルはOragene・RNA キットのプロトコルに沿って採取、精製しました。簡潔に示すと採取後(Protocol PD-PR-020)サンプルを激しく混合し、1 日~8週間、決められた時点で250ulずつ取り出し、残りのサンプルは室温(~22-24℃)で保存しました。各時点における250ul のサンプルをプロトコルPD-PR-021に従い精製しました。精製したRNA 断片を1%アガロースゲルにて電気泳動しRNAバンドの強さを確かめました。また、少量のサンプルよりトータルRNA量を測量し、純度は260nm、280nm、230nm吸光度にて評価しました。吸光度値はサンプルの濁度による訂正をA260、A280値からA320値を差し引き測定しました。さらに、6ulの精製したサンプルを用意しInvitrogen Random Primers(Cat. No. 48190-011) を使用しInvitrogenM-MLV Reverse Transcriptase (Cat. No. 28025-013) のプロトコールに沿ってcDNA を調整しました。リアルタイムPCRはCorbett Rotorgene RG-3000A装置にて行い、1回の25ul PCR反応あたり1/100 cDNAを使用しています。

実験結果

○採取実験

表:遺伝子解析用RNA採取キットOragene・RNA(オラジーン)によるリアルタイムPCR
表1:Oragene/RNA を使用したRNA の量と純度

唾液2ml からのトータルRNA 採取量は平均23.4ug でA260/A280 は1.9となりました。


○保存実験

表:遺伝子解析用RNA採取キットOragene・RNA(オラジーン)によるリアルタイムPCR

Oragene・RNA を使用し採取したRNA を室温で8週間保存しました。これらより精製したRNAの安定性はアガロースゲル電気泳動のrRNA バンドの強さ、またヒトmRNA プローブ(ribosomal 18S、β-actin、β-actin、β-2-microglobulin、Interleukin-8 及びHistatin-3)によるリアルタイムPCR により評価しました。アガロースゲルの結果よりrRNA は室温で8週間保存しても影響がないことが分かりました。(図1)


図1:Oragene・RNAを使用し採取し室温で3日間、8週間保存したrRNAをアガロースゲル電気泳動した結果

○安定性実験

表:遺伝子解析用RNA採取キットOragene・RNA(オラジーン)によるリアルタイムPCR

リアルタイムPCRでは室温で保存したOragene・RNAサンプルのヒトRNAの安定性を示す為に行いました。(図2、表2)データではCt 値がわずかにしか変動していないことから、Oragene・RNAによって8週間RNA メッセージが安定化されたことが示されています。


図2:Oragene・RNA/唾液5サンプルを精製前に室温で1週間(実線)、8週間(点線)保存したものをヒト18S rRNA プライマーを用いてリアルタイムPCRした。培養HCT116細胞由来のRNA をポジティブコントロールとして使用。


表:遺伝子解析用RNA採取キットOragene・RNA(オラジーン)によるリアルタイムPCR
表2:ヒト18S rRNAとβ-actin mRNAのリアルタイムPCR Ct値


またリアルタイムPCR シグナルで測定した5 種類(ヒト18S rRNA, β-actin、β-2 microglobulin、Interleukin-8、及びHistatin-3)のRNAメッセージに関して、±2以内の変動でした。(図3)
RNAは60日間室温保存しても安定した状態で保たれています。

表:遺伝子解析用RNA採取キットOragene・RNA(オラジーン)によるリアルタイムPCR


図3: 5 種類の遺伝子のCt 値の結果。8 検体の唾液RNA サンプルを最大8週間まで保存し、各段階で精製。
リアルタイムPCRを用い5種類の遺伝子について解析。各段階におけるCt値とサンプル採取後すぐに精製したときのCt値と比較したグラフ。赤線は全検体の平均Ct値。

○実験結果

Oragene・RNA は高品質RNA を採取する上で特別な手段を必要としない容易なRNA 採取方法です。
Oragene・RNA で採取、精製されたRNA はA260/A280 1.9 と高純度でした。
アガロースゲル電気泳動結果により、Oragene・RNA のRNA は室温で最大8 週間保存可能と確認しました。
特に特定のヒト5 遺伝子はリアルタイムPCR の結果より、室温で8 週間保存できることが証明されました。


参考データ集

 

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